【2023年・チートシートあり】GA4 Magic Reports 基礎完全マニュアル
みなさんは、Google アナリティクス4(以下、「GA4」)のレポートをどうのように作成していますか?
GA4の探索レポートの画面をキャプチャしたり、GoogleスプレッドシートやCSVなどにエクスポート(出力)する方法、GoogleアナリティクスのAPIを利用する方法や、GoogleのLooker Studio(旧名:Google データポータル)と連携する方法など、さまざまな方法でレポートを作成しているかと思います。
今回は、そうした方法とは違う切り口からレポート作成をする手段として、「GA4 Magic Reports」をご紹介します。
GA4 Magic Reports はサードパーティー(Google以外の第三者が開発・提供)製のGoogleスプレッドシートアドオンです。企業によってはGoogleスプレッドシートの利用やサードパーティー製のアドオンの利用が禁止されている場合があります。
勤務先の会社やクライアントなど、他者のデータを分析する場合は、必ず事前にGA4 Magic Reportsを利用しても問題ないかを確認・同意を得たうえでご利用ください。
本記事によって発生したいかなる損害についても責任を負いかねますので、ご利用は自己責任でお願いいたします。
GA4 Magic Reportsの詳細については下記URLをご確認ください。
GA4 Magic Peprots:https://www.analyticstraps.com/ga4-magic-reports-google-sheets-add-on/
GA4 Magic Reports とは?
GA4 Magic Reports とは、Michele Pisani 氏が提供している Google スプレッドシートのサードパーティーアドオンです。
アドオンは、スプレッドシートに追加できる機能を指します。GA4 Magic Reports の他に、Google サーチコンソールからデータを取得するものなど、様々なアドオンが有償・無償で提供されています。アドオンの中には、Google が公式で提供しているものから、Google 以外の第三者が提供しているアドオンもあり、後者をサードパーティーと呼ぶことがあります。
GA4 Magic Reports をスプレッドシート内でインストールすることで、GA4からスプレッドシートにデータを読み込む事が可能となり、そのデータを元にグラフや表などを作成するのが基本的な使い方になります。
GA4 Magic Reports のメリット
メリット1:無料で利用できる
現在のところは無料で利用できます。今後はどうなるかわかりませんが、無料で利用できるのは大きなメリットです。
メリット2:「Google Analytics」アドオンと類似したインターフェイス
ユニバーサルアナリティクスのデータをスプレッドシートに取り込む場合は、「Google Analytics」というGoogle公式の有名なアドオンがありました。
「GA4 Magic Reports」は「Google Analytics」アドオンを意識しているのか、インターフェイス・操作感がとても似ています。
そのため、過去に「Google Analytics」アドオンを使っていた方は、比較的スムーズに利用できると思います。
メリット3:Google スプレッドシートの関数を利用できる
GA4 の探索レポートでは、GA4内で任意の指標を利用して計算することが、現時点ではできません。
しかし、「GA4 Magic Reports」はGoogle スプレッドシート上で動くアドオンなので、割合の計算や中央値など、スプレッドシートの関数を利用して算出できるのが大きな特徴です。
メリット4:Looker Studio(旧:Google Data Studio)の割り当て制限の節約
Looker Studio と GA4 を直接連携してデータを取り扱う場合は、トークンの割り当て制限の上限にすぐ達してしまい、一定期間待たないとレポートが表示されないケースに直面する事が多いです。
そこで、GA4 Magic Reports で出力したスプレッドシートを、Looker Studio でデータソースとして読み込ませて利用することで、割り当てられたトークンの消費を節約することができます。
GA4 Magic Reports のデメリット
デメリット1:サードパーティー製のアドオンであること
メリットで挙げた「Google Analytics」は、Google が提供しているアドオンなのですが、GA4 Magic Reports はサードパーティー製のアドオンになっております。そのため、ご利用の際は下記の注意事項を必ずご確認ください。GA4 Magic Reports はサードパーティー(Google以外の第三者が開発・提供)製のGoogleスプレッドシートアドオンです。
冒頭でも記載した通り、企業によっては社内ルールでGoogleスプレッドシートが使えない場合や、サードパーティー製のアドオンが利用できない場合があるためご注意ください。
デメリット2:すべて英語表記
これも、「Google Analytics」アドオンを使い慣れていた人からすれば慣れている話ですが、海外の方が開発したアドオンなのですべて英語表記になっています。
デメリット3:GA4の一部のディメンション・指標やセグメントに対応していない
「GA4 Magic Reports」 では、GA4の探索レポートで扱えるディメンションや指標の中で、利用できないものがあります。
例えば、ディメンションでは「亜大陸」や「ブラウザのバージョン」、指標では「閲覧開始数」や「離脱数」などが現状では利用できません。
※逆に、GA4の探索レポートに無いディメンションや指標が使えたりします。
「閲覧開始数」は「セッション」で代替することで同等の値を出すことは可能ですが、「離脱数」は現状ではどうにもならないので、今後のバージョンアップを待ちましょう(対応されるか不透明ですが…)。
また、GA4の探索内で作成した「セグメント」などは利用することができません。
GA4 Magic Reports のインストール方法
Googleスプレッドシートを新規作成します。最初に画面左上の「無題のスプレッドシート」をクリックして、わかりやすい名前に変更します。
次に、スプレッドシートのメニューの「拡張機能 ⇒ アドオン ⇒ アドオンの取得」を選択します。
※Googleスプレッドシートのご利用はGoogleアカウントが必要です。
Googleスプレッドシートは、ブラウザのURL入力欄に「sheet.new」と入力するとすぐに新規作成できるので便利です。他にもGoogleドキュメントは「doc.new」、Googleプレゼンテーションは「slide.new」、Googleフォームは「form.new」などで新規作成できます。
Google Workspace Marketplaceの画面で、検索窓に「GA4 Magic Reports」と入力してください。検索結果に「GA4 Magic Reports(提供者名:Michele Pisani)」が表示されるのでクリックします。
GA4 Magic Reportsの概要画面で、「インストール」をクリックします。
インストールの準備の画面で、「続行」をクリックします。
Google にログインの画面で、GA4に登録しているアカウントを選択します。
GA4 Magic Reports にアクセスを許可する権限の一覧が表示されます。内容を確認のうえ、問題がなければ「許可」をクリックします。
許可をする前に本記事冒頭の「デメリット」で記載した注意事項を再度ご確認ください。
また、アクセスのリクエストは、選択したGoogleアカウントに連携されているすべてのGA4アカウントが対象になります。1つのGoogleアカウントで様々なクライアントのGA4アカウントと連携している場合は、お取り扱いにご注意ください。
「GA4 Magic Reports をインストールしました。」の画面が表示されればインストールは完了です。そのまま「完了」ボタンをクリックします。
GA4 Magic Reports の基本的な使い方
レポートの新規作成
スプレッドシートのメニューの「拡張機能 ⇒ GA4 Magic Reports ⇒ Create new report」を選択します。
「GA4 Reports Configuration」というシートが新規作成されます。画面右側に「Create Google Analytics 4 report」のメニューが表示されるので、出力したい詳細をここで入力します。
下記が基本的な入力項目です。入力が終われば「Create Report」のボタンをクリックします。
Name | レポートの名前です。レポート作成を実行すると、レポートごとに新規でシートが作成されますが、その時のシート名がNameで入力した名前と同じになります。管理用の名前なので、任意の名前で結構です(日本語でもOK)。ただし、複数のレポートが存在する場合は、他のレポートの名前と重複しない名前をつけてください。 |
Account | 現在ログイン中のGoogleアカウントと連携しているGA4のアカウントの一覧リストです。ここで連携したいアカウントを選択します。 |
Property | Accountで選択したGA4アカウント内にあるプロパティ一覧リストです。ここで連携したいプロパティを選択します。 |
Start Date | データの取得期間の開始日です。 |
End Date | データの取得期間の終了日です。 |
Metrics | 取得したいGA4の指標(セッションや表示回数など)です。複数の指標を指定できます。英語で入力する必要があります。右下の「Metroics Reference」をクリックすると、GA4の指標一覧(英語)のページへ遷移します。最大で10件の指標を複数利用できます。 |
Dimensions | 取得したいGA4のディメンション(ページタイトルや年月など)です。複数のディメンションを指定できます。英語で入力する必要があります。右下の「Dimensions Reference」をクリックすると、GA4のディメンション一覧(英語)のページへ遷移します。最大で9件のディメンションを複数利用できます。 |
前STEPで「Create Report」ボタンをクリックすると、「GA4 Reports Configuration」シート内に、入力したレポートの内容が反映されます。
ここでお気づきの方もいるかと思いますが、「GA4 Reports Configuration」に設定したい内容を直接書き込めば、前STEP2の「Create Google Analytics 4 report」で設定する必要はありません。慣れてきたならば直接書き込む方が速いと思います。
また、「Create Google Analytics 4 report」でディメンションや指標を入力すると、順番を勝手に変更されることがあるので、その場合は、シートに入力された内容を直接編集してください。
スプレッドシートのメニューの「拡張機能 ⇒ GA4 Magic Reports ⇒ Run reports」を選択します。
実行結果が「Report Status」が表示されます。「Reports run」は取得を実行したレポートの数、「●● reports ‘COMPLETED’」は取得が完了したレポートの数です。内容を確認して「OK」ボタンをクリックします。
レポートを実行しなかった場合は下記のような表記になります。
Configuration error! | 入力した内容に誤りがある |
Incomplete configuration! | 必須項目の未入力 ※必須項目は「GA4 Reports Configuration」シートのA列で * が記載されている項目 |
Dupulicate name! | Report name が重複 |
No rows returned! | 入力したレポートの行が無い(データが無い) |
Skipped | Skip Report が「TRUE」(※後述) |
「Report Name」で入力したものと同じ名前のシートが新規作成されて、取得した結果が表示されます。これでレポートの出力は完了です。
実際の活用方法については別のブログ記事で紹介する予定ですが、この出力結果のページは一切編集せずに、他の整形用のシートを作成して、整形用シート内からスプレッドシートの関数で出力結果ページのセルを参照する方法がおすすめです。
フィルターとソート
「Create Google Analytics 4 report」のメニュー内では、フィルター・ソートの条件を指定できます。
フィルターの機能を使えば、出力するデータの一部だけを抽出・除外できます。また、ソートの機能では、出力するデータの並び順を昇順・降順に並び替えることができます。
どちらもよく利用する機能なので、基本的な設定方法をマスターしておきましょう。
また、「Create Google Analytics 4 report」ではなく、「GA4 Reports Configuration」シートに直接条件を書き込む場合の設定方法も合わせてご紹介します。
ディメンションと指標の共通
設定 | 説明 | 直接書き込む場合 |
---|---|---|
Include | 指定した条件のデータのみ出力 | 特になし |
Exclude | 指定した条件のデータを除外して出力 | NOT__条件式 |
and AND | 複数の条件をすべて満たす | 条件式__AND__条件式 |
and OR | 複数の条件のいずれかを満たす | 条件式__OR__条件式 |
ディメンションのフィルター条件
設定 | 説明 | 直接書き込む場合 |
---|---|---|
Contains | ●●●●を含む | ディメンション__CONTAINS__●●●● |
Begins with | ●●●●から始まる | ディメンション__BEGINS_WITH__●●●● |
Ends with | ●●●●で終わる | ディメンション__ENDS_WITH__●●●● |
Exact | ●●●●と完全一致 | ディメンション__EXACT__●●●● |
Full Regexp | ●●●●と正規表現で完全一致 | ディメンション__FULL_REGEXP__●●●● |
Partial Regexp | ●●●●と正規表現で部分一致 | ディメンション__PATIAL_REGEXP__●●●● |
指標のフィルター条件
設定 | 説明 | 直接書き込む場合 |
---|---|---|
> | ●●●●より大きい | 指標__GREATER_THAN__●●●● |
≧ | ●●●●以上 | 指標__GREATER_THAN_OR_EQUAL__●●●● |
< | ●●●●未満 | 指標__LESS_THAN__●●●● |
≦ | ●●●●以上 | 指標__LESS_THAN_OR_EQUAL__●●●● |
= | ●●●●と等しい | 指標__EQUAL__●●●● |
ソートの設定項目
設定 | 説明 | 直接書き込む場合 |
---|---|---|
Descending | 降順(大きい順)で並べる | 指標の場合: metric|指標__DESC ディメンション: dimension|ディメンション__DESC |
Ascending | 昇順(小さい順)で並べる | 指標の場合: metric|指標__ASC ディメンション: dimension|ディメンション__ASC |
add Add | ソートの条件を加える | ソート, ソート ※半角カンマと半角スペース |
フィルターとソートの設定例
実際の設定例は、下記を参照してください。
- 直帰率が50%以上のデータのみを取得する
- デバイスカテゴリがDesktopを除外したデータを取得する
- 直帰率を降順(大きい順)に並べる
直帰率やエンゲージメント率など、パーセントの値をフィルタにかけるときは、小数で入力してください。
(例)直帰率が50% ⇒ 0.5
また、前述のフィルターを「GA4 Reports Configuration」に直接記載する場合は、下記の通りとなります。
フィルターとソートの設定が完了してから「Run Reports」を実行すれば、フィルターとソートが適用されたデータが出力されます。
GA4 Magic Reports のその他の設定
期間を比較する
「GA4 Reports Configuration」シートの「Compare start date」と「Compare end date」に比較したいデータの期間を入力します。
日付の入力形式は、「2023年1月5日」の場合、半角英数字で「2023-01-05」と入力します。
出力されたシートを確認すると、「dataRange」の列が追加されています。「date_range_0」が「Start date 〜 End date」の期間、「data_range_1」が「Copmare 〜」で設定した期間です。
出力する行数を指定する
「GA4 Reports Configuration」シートの「Limit」行で指定します。空白の場合は10,000行、最大で100,000行まで指定可能です。例えば、膨大な行数データの上位から5番目までしか使わない場合などは、半角数字で「5」と入力します。
無意味に大量のデータを出力しすぎると、後述のGA4のAPI リクエストの割り当て制限に浪費するので、大量のデータから一部分だけ利用する場合は、行数を指定することをオススメします。
Limit を「5」に指定した場合の出力結果です。画像の通り、5行のみが出力されています。
通貨を指定する
「GA4 Reports Configuration」シートの「Currency code」行で指定します。空白の場合は、GA4プロパティの設定で指定している通貨が適用されます。それ以外の通貨をしたい場合は、日本円の場合は「JPY」、アメリカドルの場合は「USD」と入力します。その他の通貨については、[GA4] 通貨のリファレンス を参照してください。
データが空白の列を表示する
「GA4 Reports Configuration」シートの「Include empty rows」行で指定します。空白の場合は、空白の列は表示されないので、表示させたい場合は「TRUE」を入力します。
下記のサンプルでは、同じ条件のレポートを「Inlucde empty rows」の条件だけ変更しています。
出力結果が下記の通りです。TRUEの場合はコンバージョンが0件のデータが表示されますが、空白の場合は「No rows returned」と表示されます。
Include empty rows = TRUE
Include empty rows = 空白
レポートの出力をスキップする
「GA4 Reports Configuration」シートの「Skip report」行で指定します。「Run reports」を実行した時に、「Skip report」が空白の場合はデータを取得・更新しますが、「TRUE」の場合はスキップされてデータの取得・更新されません。
頻繁に更新する必要がないレポートは、後述のGA4のAPI リクエストの割り当て制限に浪費するので、必要な時以外はスキップしておくことをオススメします。
「Report Status」の画面を見ると、「TRUE」を入れたレポートがスキップされて「1 reports ‘Skipped’」と表示されているのが確認できます。
GA4の割当制限を表示する
「GA4 Reports Configuration」シートの「Show Quotas」行で指定します。空白の場合は割当制限の情報は表示されないので、表示させる場合は「TRUE」を入力します。
「TRUE」を指定して出力すると下記の通りとなります。出力レポート上部に「Quotas」という項目が追加されます。
GA4のプロパティからデータを取得する場合、無制限にできるわけではなく、データ量やフィルタ設定によって、期間ごとの上限のトークンが割り当てられています(スマートフォンの月間の通信容量のようなイメージです)。このトークンをどれだけ消費したかが「Consumed」、割り当ての各上限が「Remainning」に記載されています。トークンが割り当てられた上限に達した場合は、一定期間を経過しないとデータの取得ができなくなるため、注意しながら運用してください。
詳細は Google Analytics Data API (GA4) のリンクを参照してください。
出力するレポートのヘッダーを隠す
「GA4 Reports Configuration」シートの「Hide report header」行で指定します。空白の場合は出力レポートにヘッダーが表示されるので、ヘッダーを非表示にする場合は「TRUE」を入力します。
「Hide report header」を「TRUE」にしたレポートと空白にしたレポートの比較です。空白のレポートでは、1〜14行目にヘッダーと呼ばれる領域が表示されていますが、「TURE」のレポートではヘッダー領域は非表示となり、上に詰められます。
ヘッダーを隠すと GA4 Magic Reports で出力されたレポートを、「Looker Studio(旧:Google Data Studio)」にデータソースとして登録して利用しやすいというメリットがあります。Looker Studio との連携については、後日に別の記事で紹介したいと思います。
Hide report header = TRUE
Hide report header = 空白
スケジュールを指定してレポートを自動出力する
ここまでの開設では手動で「Run reports」を実行していましたが、スケジュールを決めて定期的に自動で「Run reports」を実行させることもできるので、その方法をご紹介します。
スプレッドシートのメニューの「拡張機能 ⇒ GA4 Magic Reports ⇒ Create new report」を選択します。
「Schedule reports」の画面で、「Enable reports to run automatically」にチェックを入れると、期間と時間帯が選択できるよになります。期間は「every two hours(2時間ごと)」「every day(毎日)」「every week(毎週)」「every month(毎月)」の4種類から選択可能です。「every two hours」では時間帯を指定できませんが、他の期間設定では、1時間刻みの選択肢から選択することが可能です。
設定項目を決めて「Save」をクリックすればスケジュールが登録されます。
スケジュールを解除したい場合は、「Enable reports to run automatically」のチェックを外して「Save」すると解除されます。
スプレッドシートの関数を活用する
「GA4 Reports Configuration」シートで複数のレポートの設定していると、「期間設定を変更するのが面倒くさい」というケースに遭遇することが結構あります。その場合はGoogle スプレッドシートの関数やセルの参照を使って一律で変更することができます。
既存の空白のシート、または新規作成したシートの名前を「conf」に変更します。
※任意の名前でも結構です。
次に、「conf」シートで、下記の表のようにセルに入力をします。今回は過去3ヶ月間のデータを自動で表示するように設定しています。
GA4のプロパティIDと名前は、GA4 Magic Reportsで出力した「Property id」と「Property name」を利用する方法の他に、GA4の管理画面から「プロパティ設定」で確認する方法があります。
入力が完了すると、B3のセルには「本日の3ヶ月前の月初日」、B4のセルには「本日の前月末日」が表示されます。
「GA4 Reports Configuration」シートで下記の表のようにセル(B2〜B5)に入力をします。
※シートの名前を「conf」以外にした場合は、任意のシート名に書き換えてください。
入力が完了すると、「conf」シートで表示されていたものと同じ内容が表示されます。
以上で設定は完了です。この設定を「GA4 Reports Configuration」シートの他のレポートの該当セルにもコピーペーストすれば、「conf」シートで設定した内容が他のレポートにも適用されます。また、先にご紹介したスケジュールと組み合わせると、「毎月月初に過去3ヶ月のレポートを自動で Run Reports する」といったことも可能です。
今回は、Googleスプレッドシートの関数を設定でのみ使用しましたが、他にも「関数を利用して、出力したレポートの中央値を出す」など、応用で色々なことができますので、ぜひチャンレンジしてみてください。
GA4 Magic Reports チートシート
英語が苦手な方のために、GA4 Magic Reports で利用するディメンションや指標に、日本語の翻訳と説明を併記したチートシートをプレッドシートで作成しました。
他にも、フィルターやソートの条件指定のコピーペースト用シートや、「GA4 Magic Reports」で未対応のディメンション・指標の一覧リスト、「GA4 Reports Configuration」の説明シートなども併せて掲載しています。
Google スプレッドシートの「閲覧」のみが可能な状態になっているため、ご自身で加筆・修正をする場合は、
- Google スプレッドシートのメニュー「ファイル ⇒ ダウンロード」から任意のファイル形式を選んでダウンロード
- チートシート内の各シートのセルをすべてコピーして、ご自身のスプレッドシートに貼り付ける
などで対応してください。
GA4 Magic Reports が今後も定期的に更新されることがあれば、このチートシートに記載されている内容も古くなっていきます。今後も更新する予定ではいますが頻繁な更新は難しいため、その点だけご了承ください。